我が家の前には、畑に繋がる橋があります。この橋は高齢の父と母が畑に行ける最短距離にある橋です。農作業のオフシーズンには気力がなくなったり、足腰を痛めたりと大変な2人だったので気力を取り戻し、元気にこの橋を渡り農作業を楽しんでもらいたいです。しかし、今回この橋の一部の枕木が腐って脱落する危険性があることを発見しました。そこで、この橋を2人がのびのびと動き安全に畑にたどり着けるよう、予防的メンテナンスを実施しました。
この橋の問題箇所
前回、この橋が畑にかかるところの石が落ち空洞ができていたのを小学生が緊急で通行する直前に直し胸をなでおろしていましたが、その3本手前の橋の枕木が腐っていて、足で触るとグラつくのが分かりました。そこで、ここに高齢の両親が杖をついたり、足を乗せて落ちることがないよう予防的メンテナンスをする必要性を認識しました。

父から伝わる予防的メンテナンスの知恵
のんびりと解決策を考えました。すると、こんなこともあろうかと父は交換用の枕木を用意していました。ちょうど、この工具を入れる箱の下なんですが、でも既に一本抜かれています(黄色の木2本の箇所)。そういえば、数年前に橋の1箇所に不安を感じ私が修理した箇所が全て取り払われ、父が枕木をはめた際使っていたことを思い出しました。いずれにせよ、ここにもスペアの枕木を入れる必要がありそうなので新しい枕木は2本必要のようです。

スペアの枕木用の空間確保
まずは、スペア用の空間を確保すべく全ての工具を出して工具箱を動かしてみることにします。一人での作業なのでのんびり進めることにします。
①工具箱を空にします。

②軽くなった工具箱をどけます

③スペアの枕木の位置決めをします

枕木を買いに出かける
鉄道の枕木を販売する会社で岐阜県可児市んびある株式会社三之助商店可児工場さんまで来ました。

おおーっと、不要な木々まで引き取ってくれるようです。山や垣根の木で剪定して出てきたくず木は今度お願いしようかしら。

枕木を見定めに行く
担当の方に、枕木の使用目的を伝えたところ、枕木があるところまで連れていってくれました。この先を右折するようです。

右折すると、なんか景色に迫力があり、見慣れた日常の景色と景色と違うんですけど、、、。

この先を左折するようです。

すると、このように枕木が積み置かれていかれているスペースに来ました。バックにある工場(大王製紙)も迫力満点なんですけど。とにかく、選ばなきゃいけないんですけど、右のは車が乗っても大丈夫なくらいの枕木で60㎏ぐらいで重さもかなりあります(2人で持ち運ぶのも厳しいかも)。

左のは確か40~50㎏くらいで、小型の農業機械くらいならも大丈載っけても大丈夫、とのことでした。

腰を痛めてはいけないので、軽い方を選んで良かったです。でも、次の問題は乗ってきた軽トラにリフトに積んでもらったのはいいのですが、縛り方を忘れてしまったのです(言い訳じみていますがかつては知っていた)。

すると、リフトで積んでくれた従業員のおっちゃんが縛ってくれる、とのことだったのでお願いしました。

こうして、こうして、、、うーん覚えきれないから写真とっとこ。

なんだか撮る間もそこそこに縛りきってくれました。

颯爽と巨大リフトに戻るおっちゃん、かっこいいぜ!

会計を済ます

私が選んだのは6行目の\6300の外ザツです。しかし、これは在庫限りで以降はメーカーが製造しないらしいので、今回限りだと覚悟しなければなりません。

代金を払い、帰宅しました。
家族の助けを借りて枕木を運ぶ
帰宅後は枕木の運搬の手伝いが必要なので、家族の男衆(息子)に声をかけました。何やら父が杖をつきながら来たのでお断りを申し上げました。

息子には、重い物を運ぶ時の心構えを予め伝えておきます。おっと、その横の方聞こえませんでしたか?お帰りいただいて結構です。

ようやく父も帰ったところで、腰より上の位置でできるだけ引き付けながら運ぶよう伝えました。

スペアの枕木を空いた空間に入れる
そして、いっきに先ほどセッティングしたスペアの枕木用の空間に持っていくことにしました。声でタイミングを合わせて運びました。その結果、このように収めることができました。

腐った枕木を外す
次に不要な腐った枕木を取り外す作業にとりかかります。まずはバールを用意します。

腐った枕木を固定する金具や木材をバールを使って取り除いていきます。ある程度外したら腐った枕木を横に途中まで引き出します。

次に下の鉄骨一本をまたいだ形になっている腐った枕木の片側を持ち上げ、橋の上まで上げます。

そうして木を取り除いたところで、息子に再び声をかけ、橋まで新しい枕木を一緒に運びました。

新しい枕木をはめ込み、金具や木材を元通りに設置して終了です。

高齢の両親は安全に通行
両親が畑に向かうのも安全にのびのびと橋のどのスペースを通って動いても大丈夫なようになりました。

まとめ
のびのびと安全に高齢の両親が畑に行く際は、差し迫った危険ではないのかもしれませんが、危険個所の早期発見・早期予防(メンテナンス)により、のんびりと計画をたてて事を進めれば、安全手順の確認を落ち着いてでき、作業事故も防げます。人の力を借りる作業なら、なおさらのんきに見過ごすのではなくむしろのんきに進めていくくらいのスピード感でじっくり事を運ぶ必要があります。
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