在宅介護では、ある日突然、『これまで通りでは回らない』と感じる場面が訪れます。
特に排泄まわりは、対応が重なることで家族の身体的・精神的な負担が一気に増えがちです。
かくゆう我が家でも、家族だけで何とかしようとする限界を感じたことをきっかけに、ケアマネージャーや社会福祉協議会の力を借りながら**“慌てず対応できる環境づくり”**を進めました。
そこで、皆さんの参考になればと、この記事では、
医療行為や具体的な介助内容ではなく、
**在宅介護で身体を守りながら生活を回すための「整え方」**についてまとめます。
在宅介護で「排泄まわり」が負担になりやすい理由
対応のタイミングが予測しづらい
詳細は控えますが、生理現象は人それぞれです。自分以外の人の生理現象に完璧に合わせて対応なんて無理な話です。

家族の生活リズムが崩れやすい
無理に本人に合わせようとし、一人で抱えると消耗が加速してしまいます。私の悩みは、上のような軽失禁パッドで済ませられる段階を超えていました。ともすると自身の身体を守っているか疑わしく感じる状態です。だからこそ共倒れになってはいけない、そんな焦りがありました。

家族だけで抱え込まないと決めた
こんな状態だからこそ、父の顕著な身体的衰えを徐々に感じた時、家族だけで抱え込まず最寄りの市役所内の高齢福祉課に相談をして介護保険利用の道筋をつけておいて、『早めに手を打っておいてよかった』と思えます。

判断は自分たちだけでしない:
ケアマネジャーに相談した理由
ケアマネージャーは行政更には様々な介護の専門家と利用者、利用者家族を繋ぎ、介護保険での適切なサービス利用の仲介役になってくれる”介護相談のエキスパート”です。ですから、今回のように更にこれまで通りで回らなくなった状態に陥った私は迷うことなくケアマネージャーに相談しました。

在宅を続けるための支援
しかし、相談したからといって全て他人任せにすればいい、といった類いの話ではありません。ケアマネージャー、行政、更にはサービス事業者は”一時的にご本人が在宅を続けるための家族”のサポート役です。最終的には家族が責任を持って本人の身体を守る存在には変わりませんので、自分達で抱え込みがちになります。

父のトイレへの動線を変える試み
しかし、そんな心境時にケアマネージャーから本人の生理現象に間に合わず汚染してしまったのなら、まず身近な場所にポータブルトイレを置き試してみたら、と言われました。なんと、わが街の社会福祉協議会はポータブルトイレを無料で借りられるというのです。知りませんでした目から鱗なことでした。そこで、早速借りに行くことにしました。

その後、ポータブルトイレを父のベッド横に置きました。しかし、父は結局これを使うことはありませんでした。ですが、今回ケアマネージャーのこのアドバイスのおかげでやみくもに無駄な独断による出費を抑え判断の時短も図れました。

専門職と役割を分けたことで時短につながった
- デイサービス→平日週2日でのお風呂
- ヘルパー→平日の朝晩各30分の清拭作業を毎日
- 家族→土日朝晩の清拭作業
更に、ケアマネージャーが上記プランを提案してくれ、平日の介護の実労の負担から解放されたおかげで、以下のようなメリットができました。
👉 心にゆとりを持てたため、当人とヘルパーの動きやすい動線を作ってあげることにつながった。
👉 介護を負担から専門業者の仕事としたことで、結果として家族としても会社の労働者としても本来やるべきことに専念できるようになった。

結果として具体的に変わったこと
- 慌てて動く場面が減った→父の身の回りの世話を自分の週末の時間限定にできたので、自分の時間を削り慌てて動く、というシーンが減りました。
- 何度も様子を見に行く必要がなくなった→平日の昼間はヘルパーさんやデイサービスに”任せる”ことができるようになりました。そのため、逐一様子を見に行く必要も無くなりました。
- 家族それぞれの時間を保てた→それまでは平日の帰宅時には家族じゅう父のケアに注力していました。しかしこれをプロに任せるようになったおかげで心のゆとりを持てるようになりました。
④ まとめ(超重要・安全)
在宅介護では、
「頑張ること」よりも
**「回る仕組みをつくること」**の方が大切だと感じています。排泄まわりの負担を、
家族の根性や我慢で支えるのではなく、
専門職や制度を使って分散することで、
結果的に家族全員の身体と生活を守ることにつながりました。状況や選択肢は家庭ごとに異なりますが、
迷ったときは一人で判断せず、
ケアマネジャーや地域の支援窓口に相談することが
遠回りのようで、いちばんの近道だと感じています。
注意事項
※本記事は、医療・介護の専門的判断を示すものではありません。
実際の対応については、必ず担当のケアマネジャーや専門職にご相談ください。

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