高齢になっても、親にとって「自分で買い物をする時間」は楽しみの一つです。
一方で、その送り迎えを担う側は、待ち時間が長くなったり予定が読めなかったりして、知らず知らずのうちに負担を感じてしまうこともあります。
私自身も、親の買い物に車で付き添う中で、「全部付き合う」「ずっと待つ」というやり方が、身体的にも時間的にも続かないと感じるようになりました。
そこで試行錯誤したのが、自家用車を活かして、親の買い物時間を自分の時間にも変える方法です。
今回は、無理をせず、親の楽しみも自分のやりたいことも両立できた3つのパターンを整理して紹介します。
『父の買い物支援をすることになった経緯』

父は、以前から運転に不安を感じるようになり、免許を返納しました。
その後、日常の買い物のために高齢者向けの自転車を用意しましたが、夏場の猛暑が続く時期には外出そのものが難しくなりました。

また、同居する母も車の運転には不安があり、定期的な買い物の送り迎えを任せるのは現実的ではありませんでした。
こうした経緯から、私が車で買い物を支える形が自然と定着していきました。

自家用車を活かした「身体を守る時短」3つの工夫
① 買い物時間がある程度決まっている場合
「一旦帰宅して、自分の用事を済ませる」
- ポイント:
- 毎回同じ店・同じ動線
- 「○分くらい」と目安が立つ→(我が家:父は同じ店で同じ動線で1時間30分くらい)
- メリット:
- 待ち時間が「まとまった自由時間」になる
- 身体も気持ちもラク→(我が家:往復時間除き1時間のまとまった自由時間になりました。)

その場合注意すること1:本人が一人で買い物ができる状態であること
買い物ができる状況で家族のサポートが必要ないことが必要です。節度を保ち買い物ができ、買い物の意思判断ができ、会計までできることが条件となってきます。

その場合注意すること2:買い物の正確な目安時間の把握
買い物は自由にさせてあげられる一方、近くにいてあげられないわけですから、買い物終って外で待ちぼうけ、のような事態にならないようにしなければなりません。そのため、何回か同行して時間が一定か確認し、そうであるならその時間は何分かを確認しておかなければいけません。

その場合注意すること3:何かあった時の連絡する手段を確保すること
本人が携帯を手元で操作し、何かあった時に連絡できる状態にあること。

その場合注意すること4:駐車場の待合い場所を互いに確認しておくこと
一旦、駐車場から出て自宅に変える場合、再び同じ場所に止めれるという保証はありません。ですから、買い物をする高齢者と支援者が仮に最初に分かれた駐車ポイントで落ち合えなかった場合は、”この場所で待ち合わせ”のような示し合わせをしておく必要があります。

② 買い物時間が読めない場合
「出口付近で待機し、車内で自分のことをする」
- ポイント:
- いつ呼ばれても対応できる距離
- 車内でできること例:
- 読書、メモ整理、スマホ作業、休憩
- メリット:
- 無駄に立ち歩かない
- 身体への負担が少ない

③ 長時間になりがちな場合
「同行し、自分の買い物もその時間に集約する」
- ポイント:
- 自分の買い物も週末に週1回分まとめ買い
- メリット:
- 別日に自分の買い物に出る必要がなくなる
- 移動回数が減り、結果的に時短

その場合注意すること1:無理に時短のため急かすことはしない
自分で購入するものを考え、店員に聞き、手にとり会計をし、積み込むことには脳を使う機会が多く、特に高齢者に良い刺激になる面もあるかと思われますから無理やり手伝って急かすようなことは控えます。

その場合注意すること2:買い物が長すぎる場合はネット購入も併用してサポート
そのため、あまりにも買い物時間が長い場合は、かさばる物をネットで購入してあげる等をして時短を図ります。

まとめ
高齢の親の買い物支援は、「我慢」や「献身」で続けるものではないと感じています。
自家用車という身近な道具をどう使うかを工夫するだけで、親の楽しみを守りながら、自分の身体や時間も守ることができます。
無理をしない形で続けられることこそ、長く支え合うための条件です。
同じように親の買い物に付き添っている方が、自分に合ったやり方を見つけるヒントになれば幸いです。


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