田んぼの用水路修理を時短する方法/水中セメントで腰の負担を減らす

巧緻性を田んぼの予防的メンテナンスに活かす 身体を守る時短生活/農

”水漏れパニック”何かの拍子で水がダダ漏れであたふた、そんなことってありますよね。ただ同時に一息つくと、『大元の水栓止めれば止まるわ』と思えます。しかし田んぼの用水路はそんな元栓ないですから、美空ひばり並みに”川の流れのように~♪とめどなく流れ出る水を眺めるしかありません。しかしながら結果として、突貫工事で腰を痛めることを食い止めました。

前向きに諦め、身体の負担が軽減された環境で、未来の自分に時短修理させる方法をお伝えします。使ったのは、配合不要でそのまま使える『水中セメント』です。

前向きな後回し

じゃあ、時を止めましょ(そんな芸人いたなぁ😊)。時期が悪いので、閑散期に修理を回しました。いいかげんそうに聞こえるかもだけど、これも慌てて腰を痛めた、なんて事態になるより全体として時短になる大切なポイントです。

身体の負担が減らせる環境が整い次第修理

水は引いたか、地面はぬかるんでいないか、現場のチェックも兼ねて週末のインターバル速歩を田んぼの方角に変えました。すると、ある週末その時は訪れました。適度に乾燥し丁度良い状態になっていたのです。

田んぼの状態チェックも兼ねてインターバル速歩

道具を用意

①まず準備では、水中でも塗り付け可能な水中セメント、

②空いた500mlのペットボトルに半分以上の水、そして祖父から受け継いだ左官用のセメントを塗るコテを用意しました。※結果として、このコテは必要なかった。

③更に使い捨てのプラスチックグローブを使っておけば、

仮にコンクリート等で手が汚れてもそれをプラスチックグローブ毎捨てればそれで時短ですからね(;^_^A。

左が水中セメント、右が祖父の竈職人時代の͡コテ、下がペットボトル

実際田んぼには上記に加え、

④鍬

⑤大きな穴を塞ぐための石、

⑥そしてコンクリートを作るためのプラスチックの皿を持っていきました。

田んぼには上の物に加え、鍬と石、プラスチックの皿を持っていく

崩れた畔を補修

①補修箇所の確認

漏水した用水路の土と接する部分は激しい水流れで大きく浸食された状態になっており、下の地面には大きな穴が2つ空いています。おそらく用水路から漏れ出た激しい水流れが逃げ場を失い削りとっていったことが原因ではないかと思われます。

漏水した水で浸食された畔

②穴を石で塞ぐ

持ってきた石2つで地面が侵食されて空いたそれぞれの穴を塞ぎます。事前に見に来て穴の大きさを確認し、適度な大きさの石を探しておいた甲斐もあり、2か所共にぴったりとハマりました😊。

穴を石で塞ぎました

③畔の土を足す

更に、水流で侵食れて土が崩れて無くなってしまった畔の部分には、持ってきた鍬で土を盛って補強していきます。更に、防草シートに覆われた上部の部分もチェックすると地面が瘦せた状態になっていたので、ここにも土を盛って補強しておきました。

痩せた畔を元通りにするため、土を盛ります

壊れた用水路を予防的メンテナンス

補修箇所の確認

さあ、次は水が漏れ始めた大元のコンクリートの用水路の箇所を、来年の稲作に向けて予防的にメンテナンスをしていきます。上から見た感じでは一見異常なかったりする?とも思えます。

漏水した用水路のU字溝

しかし、近くでそのコンクリートの隙間をよく見ると、前回見た印象より水が漏れ出る用水路の隙間は大きいものとなり完全に異常と分かる状態になっていました。

U字溝の隙間ができた箇所

念のためその下にある水を貯める四隅のコーナー部分もチェックしましたが、特に異常があるようには見えませんでした。これで、やるべきは側面部分のみと確信を持ち、端に腰掛け早速とりかかります。

用水路の水が溜まるコーナー部

②広すぎる隙間には石を詰める

さあ、では次に予防的メンテナンス作業ですが、思ってたより側面の隙間が広過ぎるものだったので隙間のサイズに合って活かせるような石を現地で探し出してみようと候補になるいくつかを運んできて、一個づつその隙間に試しで予めはめ込んでいきます。

③水中セメントを作る

それから、持参してきた水中コンクリートにペットボトルの水を入れてからこねていきます。しばらく続け適度な粘性を持ち始めたらこれで隙間を埋めていきます。ソフトクリームのような粘性になったくらいが隙間を埋めるのに最適な硬さです。

持ってきたペットボトルの水を混ぜ合わせ、粘性のあるコンクリートに仕上げます。

うん、ちょうどソフトクリームのような粘性になりつつ、水中セメントの端が多少ざらざらのシャーベットのようになったくらいが、ザラついた今回のコンクリートの用水路に最もつけやすく作業の時短化するには最適な硬さでした。

適度な粘性

今回はほとんどが乾いた部分に使いますが、水中セメントはある程度水が覆った箇所の修繕にも使えます。

水中セメント

④道具が使いにくければ手指巧緻性を活かし手で塗り込む

この時、コテを使おうと思いましたが、思いのほか水っぽい状態なので、予備で持参したプラスチックグローブで手指動かし塗りたくりました。臨機応変な時短作業です。

流れ落ちるコンクリート

⑤補修箇所が崩れないかしばらく見守る

それでも、このように垂れ落ちるので、塗る部分の多くが急斜かつ埋める範囲が広い場合の水中セメントの粘性は、水は少なめかなぁ、と思えるくらいがちょうどいいのかもしれません。こんな作業も用水路が乾いた時に端に腰掛けながらやっているので、腰に負担をかけることもありません。

コンクリートには少しの水だけにした方が安定します。

コンクリートがある程度落ち着いたのでかたずけを始めることにします。

流れ落ちるコンクリートが落ち着いたのでかたずけに入ります

最後に補修した2か所全体をチェックし終了

最後のチェックで用水路の内外と、先ほど補修した畔の土の状態もチェックします

コンクリートの隙間も畔の削れた箇所もチェックOK

来年の稲作が成功することを願い本年の田んぼの予防的メンテナンス終了です。

真ん中の辺りは中途半端に水が漏水したことにより生えた草の痕跡です。

まとめ

今回の用水路修理は、『楽をするため』ではなく『身体を守るための時短』でした。

農作業は、作業時間だけでなく”無茶な突貫工事しかできそうもない環境と時間”を減らすことも大切だと感じています。

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