個が尊重されるのもいいことですが、個々が孤立化してはいけません。そんな人々が生きがいを共感できる場所がかつてはたくさん田舎の農地にありました。ところが、都市化が農地を飲み込んでいき、”個々の”世界が浸透しています。私もかつて独身だった頃は個人の楽しみだけを求めていた時期がありました。しかし、心地よい風の中、一日農体験でみんなで苦労と楽しさを共感して休憩しながらワイワイおしゃべりした体験が生きがいのようなものを感じさせるきっかけとなり、現に今”兼業農家をやっている”ことに通じているように感じます。ネットさえ活用すれば、そんな共に身体を動かし共感し合える場所があるので、その一部を私の体験談も含めてご紹介したいと思います。
農に触れ合うのに尻込みしてしまう要因
農にも多少興味あるんだけど志を同じくする人とふれ合える機会がない、やる自信もない、そんな方っていらっしゃいませんか?私自身そう考えていた人の一人で、尻込みしてやらなかった要因は以下のような感じでした。
農ってきつい!?
かつて地方は農業が盛んでした。しかし、昨今は農作物を作る場所としての農地は減少していってることは事実です。それって、農作業自体きついものなのかな!?そう思われてもおかしくはありません。
農って孤独!?
住宅街に囲まれた農地で農作業を一人でやっている方を見かけることがあります。やる人、協力する人いないから一人孤独にやらざるを得ないのかな!?そんな姿を見られるのはちょっと気が引けるなぁ、そんな感じで尻込みしちゃう人もいるのではないでしょうか。

農が続けられる自信がない!?
農自体、身近な存在ではなく、やったこともないあるいはほとんどないから、自分がやって続けられる自信がない、そんな方もいらっしゃるのではないかと想像します。
仕事上、あるいは家庭で、長い期間にわたって人を育てることの大変さ、あるいはペットを飼うことの大変さは分かっている。農作物を育てることも長い時間かけてやるわけだから大変そうで、自分が続けられる自信がない、そんなご不安を持たれている方もいらっしゃるのではないでしょうか!?
一日農体験
農業体験テーマパーク:伊賀の里モクモク手づくりファーム
場所
伊賀の里モクモク手づくりファームは三重県伊賀市にある農業体験施設です。
どんな施設?
・牛の搾乳体験、アイスクリーム・ソーセージ創作体験、シイタケ収穫体験、苺収穫体験ができ、加えて、もみがら広場等子供も楽しめる施設です。
特徴
・棚田であっただろう山間部を再利用してるので、施設間を移動時はハイキングのような運動になり、清々しい気分で過ごせます。

(モクモク手づくりファーム内にて 2023.4.29本人撮影)
愛・地球博記念公園
かつては山だった愛知県長久手市に、2005年開催された愛・地球博を記念して整備された愛・地球博記念公園があります。
ジブリパーク
その中には、ジブリパークがあり、老若男女が自然・人・機械を活用し、楽しめる仕組みがたくさんあります。
もののけの里
国産かどうかは分からないにせよ木を使った建造物に親しみが持てます

おっこと主のオブジェがあると思いきや、滑り台になっているので子供も楽しめます。その近くの木造建物内部では五平餅の炭火焼き体験ができます。

一方、この愛・地球博記念公園内のジブリパークのもののけの里エリアの隣には別の催し施設が広がっています。下参照:あいちサトラボ
一日以上農体験
あいちサトラボ(農のエリア)
2025年6月に農のエリアがオープンしました。ここには田・畑・果樹園があり、そこでの活動を体験できるプログラムがあります。体験だけではありますが、皆で生きがいを共感できる施設になっています。

あいちサトラボ(農のエリア)場所
愛・地球博記念公園内にジブリパークとあいちサトラボがあり、山に繋がる森を活かした”あいちサトラボ森の散策路”があります。更にその奥の、ジブリパークの”もののけの里”の隣に、あいちサトラボ農のエリアという催し施設があります。

あいちサトラボ農のエリア利用方法
・里山開拓団への入会条件:互いの意見を尊重できる方.ルールを守れる方.協調性をもって活動できる方
・年会費:年会費2000円.入会時のみ別途会員専用ベスト1000円必要
・小学生は保護者の同伴が必要(未就学児は入会できません)
活動日
・毎週土曜日会員共同作業日
・開園時間内であれば自主活動も可能
農のエリア施設概要
ラボハウス:イベント活動の場などに利用
炊事場:かまどを使って炊事を行います。
広場:収穫祭なの、イベントを行う広場です。
水田:4枚の棚田で稲作を行います。
畑:四季折々の野菜を作ります。
果樹園:みかん、柿等の果樹を育てます。
里池:水田の大事な水がめです。
ラボハウス利用案内
基本無料休憩所として利用できます。
利用時間9:00~17:00(平日は10:00~17:00休館日除く)※ラボハウスは16:30まで
休館日:毎週火曜日(火曜日が祝日の場合は次の平日)及び年末年始(12月29日~1月1日)※ただし、春休み・夏休み・冬休み期間中は火曜日も開館。
その他注意事項:炊事場.水田.畑.果樹園は里山開拓団の開催する田植えや収穫祭などのイベントへの参加者のみ利用可。
田植え・稲刈り体験(ツアー)
山間部の棚田等で苗を手植えしたり、あるいは稲刈りをしたりして収穫体験を楽しめます。他にも、昼食の提供やお米の格安販売等、特典がある場合もある場合が多いです。

(滋賀県甲賀市甲賀流リアル忍者館です。甲賀市の総合観光インフォメーションセンター内にて 2023.4.30本人撮影)
その他収穫体験
・ワラビや茶・柿の収穫や草刈り等の募集もあります。しかし、随時募集が多く、行政・観光協会・農業法人等で、まめな情報収集を要します。
通年的農体験
市民農園(お楽しみ農園等名前は市により様々)
・農業を営むことが困難な農地を農業委員会が承認した上で、市役所が有償で市民の希望者に貸し出すシステムです。詳しくは最寄りの市役所にお問い合わせください。
棚田オーナー制度
・農業者と行政が連携し、1a程度の区画毎に3万円程の会費で田植え・稲刈り等をするオーナーを30組前後募集する仕組みです。”棚田NAVI”等を利用すると探せます。
生きがいを共感できる場は貸す側にとっても安心できる農地活用
・農業委員会の許可がおりれば、農作業に生きがいを見出し共感したい一般の方でも人に農地を借りれます。しかし、貸し手が売却時に離農料を請求されたり、農地を取られたり、借り手が分からなくなってしまうリスクを省くには行政を介すのが一番です。
まとめ
農業者として農地を手に入れて農作業をするのには尻込みしてしまう、という方や、きついだろうな、とか一人で孤独にやるのは気が引ける、とう方は、ネットで探せば1日~通年と幅広い農体験が見つかります。短い期間のものから順に自分でできそうなものを選び、まずは体験することをおすすめします。そうすれば、私のようにふれあい体験を通じて、”きつい”.”孤独な作業”等の先入観が取り払われ、更にその体験が自信となり、”やってみよう!”という次のステップに繋がると思います。


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