【実体験】腰に負担が少ない農作物は本当にある?みかん栽培で分かった現実

みかんをホームセンターで買ってきた状態 身体を守る時短生活/農
これから土を掘り、このみかんを植えます

腰をかがめる作業が多い農作業は、腰痛を抱える人にとって大きな壁になります。
「もう畑は無理かもしれない」「草むしりがつらい」
そう感じて、農から距離を置いてしまう人も少なくありません。

そこで私は、腰を大きく曲げずに関われる農作物はないのかを実体験で確かめることにしました。
目を付けたのが、高い位置で収穫できる果樹・みかんです。

この記事では、青島温州みかんを実際に育てて分かった、
「腰の負担は本当に軽くなるのか」「楽になる部分・ならない部分」(栽培途中編)を正直にまとめます。

腰に負担がかかる農作業が続けにくい理由

畑作は頑張った分だけ実りを与えてくれ、やりがいもひとしおです。しかし、その分やることも多く、しゃがんだりすることも多く腰への負担を考えると敷居が高いです。手軽に誰でも農に親しめたらよいのに、、そんな農作物あるのかなぁ。

畑で育てるのもいいです

腰痛があっても続けやすい農作物の条件とは

仕事上で知り合いになったお客様の女性からいただいたみかんです。

仕事のお客様からいただいたみかん

その方も腰痛ある方も腰が使えない方共通に腰を気にせず続けるとしたら、以下のようなことが条件となってきます。

① しゃがむ作業が長時間続かない

地表近くでの作業が多い作物は、どうしても腰を曲げる姿勢が続きがちです。
一方、立った姿勢や軽く手を伸ばす程度で関われる作物は、姿勢を頻繁に変えやすく、作業の区切りもつけやすいと感じました。

② 毎日の手入れを必要としない

水やりや整枝など、毎日決まった作業が必要な作物は、体調に合わせて休むことが難しくなります。
作業間隔に余裕がある作物のほうが、自分のペースで関われる余地があります。

③ 作業の判断がシンプル

「今、何をすべきか」の判断が多い作物ほど、作業時間が延びやすくなります。
やることが明確で、見守る時間が長い作物は、結果的に作業量を抑えやすいと感じました。

④ 草との付き合い方に余地がある

周囲の草を完全に取り除く必要がある作物は、どうしても無理をしがちです。
ある程度の草を許容できる作物は、手入れの頻度を抑えやすく、作業計画にも余裕が生まれます。


これらの条件を踏まえると、果樹のように「見守る時間が長く、収穫時に上半身を使う作業が中心になる作物」は、作業の組み立て次第で関わりやすい側面があると感じました。

仮定:高い位置で収穫できるみかんは腰に優しい?

そこで、上半身を活かして収穫できるのか、まずは試してみようと、みかんのポット苗を買いました。ですので、上半身を活かし収穫する風景は数年後です(笑)。とりあえず、植える際の負担があったかは以下に記載します。

みかんをホームセンターで買ってきた状態
これから土を掘り、このみかんを植えます

実際にみかんを植えて分かった作業別の腰への影響

まだ、植えるまでの作業あるいはその後しばらくの草処理に限りますが、腰にはどんな影響あったのかを書かせていただきます。

掘って肥料を入れます(腰負担度:80%)

大きなスコップを使って掘りました。下の固い層に届くまで20㎝ほど掘ったので、負担度はそこそこあります。小さいスコップしかお宅にないのなら、家族と一緒に地道にやることで負担を分散しましょう。

みかんを植える下地
妻と交互に掘った後、市販の培養土を入れました

ここは元々庭だった場所であまり栄養状態は良くないです、本当なら畑の土に入れ替えが必要だったかもしれませんがしていません(追肥は何回かに分けてしました。ちなみに、これがポット苗のままなら肥料は少しで問題ないようです。

植えました(腰負担度:5%)

これも後から分かったことですが、みかんの苗の葉は虫の格好の標的となります。そのため、近くに虫が集まる木や植物がある所に植えられる際は、葉が虫に喰われないよう頻繁にチェックが必要です。

みかんを植えた直後
木に育つが故にみかん栽培は腰へ負担はないものかを確かめます

木になるまでは長い見守りが必要(腰負担度:?%)

農作業は腰を使うことが多く、腰を痛めることもしょっちゅう。みかんがそうならない作物であることを願い育てます。

みかんを育てる説明書き
青島温州みかん

(令和5年4月23日植え付け。素人考えだけど、木からもいで食べるイメージあるから、目線以上の位置で収穫できるのかな?)

植えて2ヶ月目のみかんの木
葉の大部分が虫の餌食になっててかわいそうな状態

(令和5年6月10日、かなり虫に葉っぱを食べられちゃいました。卵も産みつけられていたので、取り除きました。なんか植えた時より元気がなくなっちゃってる気が、、)

その後:若葉が出てきたら虫対策はしっかり(腰負担度:5%)

令和5年7月8日、以前より若葉がでて元気になってきた様子。雨がよく降ってくれ、息子がせっせと害虫とその卵を除去してくれたおかげです。お庭にあるから、みんなにとって気になる木になっていて、ちょくちょく観察していることが吉とでています。

買って3か月後のみかん苗
割り箸でこまめに虫を除去、長時間中腰にならないよう注意です。

腰に問題のある母が周りの草むしり!?(腰負担度100%)

翌年前半の写真です。周りに虫の寄りそうな木々はないのですが、その分草がすごく生えます。自分でも草刈かっちゃんで頻繁に草を刈っているのですが、神経質な母はそれでも気になるらしく草をむしり始めました。そんな母の腰の負担にならない作物を考えたのに、、何ともやりきれない気持ちです。

母と植えて1年後のみかんの木

育てる際はある程度の草への寛容さが必要なのに、長時間(負担度100%+α)

草が生える状況が気になってしまい過ぎると、頻繁に草抜きをするはめになりますが、ある程度草に対する寛容さも必要です。母の草抜きが長時間なのでやめるよう言いますが聞いてくれない、うーん、複雑な気持ち(;´・ω・)。

みかんの木の横で草むしりをする母

猛暑の草対策(早朝にスキッジャー使用)は無理をせずに(腰負担度20%)

2年目の夏の終わりの写真です。昨今の酷暑下で草の繁殖は異常ですが、その中での草抜きは危険です。母もそれを承知してくれたのか、頻繁に抜かれることはなくなりました。その分、私もみかんを守るため草を取ります。なぜなら、放置しておいたら草は成長し種をつけてしまうからです。草が無くなっても再び伸びるのをできる限り食い止める工夫も必要になります。

草を切るという感じではないです。

そこで、スキッジャーで繰り返しかいて根ごと草を取り去るようにしました。立ったままできるため、しゃがんで根ごと草をむしるより腰の負担が少なくなるところが利点です。

繰り返しかいて草を根ごと取り去る、という感じです

こうして暑くならない早朝に腰に負担をかけないようスキッジャーで草刈りをなんとか完了させることができました。

強烈な日光を避けるため、早朝時間に急いでスキッジャーで草刈りをした結果、指の皮がむけました。

今年は異常気象で1週間もすると再び草だらけになりますが、一方である程度の草への寛容さも必要かと感じました。いっそのこと、子供達にみかんの周りの土を踏み固めるくらい遊んでもらえたらいいのでしょうけどね。しかし、これも酷暑下では危険ですからね。

遊ぶ子供達と植えて1年半後のみかんの木

まとめ

結論として、みかん栽培は「腰を曲げ続ける作業」が少なく、腰への負担を抑えやすい農作物だと感じました。ただし、成長はゆっくりで、2年目でも収穫までは時間がかかります。また、草が気になるからと炎天下で無理に草むしりをすると、かえって体調を崩す原因になります。

※この記事で触れた内容は、特定の身体状態を改善するものではありません。
あくまで、実際の作業経験から見えた「作業の特徴の違い」を整理したものです。

農との関わり方は人それぞれですが、作業内容に目を向けることで、無理のない距離感を見つけやすくなると感じています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました