人と自然と機械の力が活用されたジブリパーク

天空の城ラピュタのロボット兵 脳力を活かす

2025年1月にジブリパークに行ってきました。愛知・地球博記念公園(モリコロパーク)内に、人の力に応じた移動手段が確保されたパーク内を、時にジブリの作品に感動したり、広大な自然を活かした別のジブリパークへの山道を運動がてらに歩いてみたり、それが難しい方はスロープカーやシャトルバスや猫バスを活用できたりと、人と自然と機械が調和したテーマパークです。ユニバーサルなコースどり運動になるコースどり両方で回ってきたのでご報告いたします。

駐車場のある丘からエレベーターを活用してパークへ

駐車場からはジブリパークに降りていくエレベーターが使えます。ちなみに、帰りは運動になるコースどりで同じ道のりを帰ってきました。

駐車場からジブリパークに降りるエレベーター

魔女の丘エリア

エレベーターを降り、ジブリの大倉庫を右にみながら真っすぐ進むと、朝一から行列ができるほど人気なパン屋さんがある魔女の谷への道に繋がります。

魔女の谷エリア

ベビーカーもokなバリアフリーな地面

随分人気施設ということで、朝一でも大通りをまたぎジブリの大倉庫まで続く程の行列ができていました。このジブリパークは以下でもいくつかご紹介しますが、そこここにバリアフリーな箇所がありあらゆる方に楽しんでもらえる魅力が多くありますす。

魔女のエリア入口付近の地面

予め登録されたスマホのコードを係員に機械で読み取ってもらい入場

入場ゲートには係員が2人ほど立ってスマホの入場コードを機会で読み取っていきます。

魔女の谷エリアの紫色の服を着た職員

魔女の宅急便のパン屋さん

女性が多い印象、そりゃそうだ。魔女の宅急便にでてきたパン屋でパンが買えるというんだから、少しでも行列でいいポジションを確保しようとみんな早足です。

足早に魔女の宅急便のパン屋に向かう人々

パン屋付近の地面は石畳でした。こんな感じでしたら車椅子でも通れそうです。

魔女の宅急便のパン屋付近の地面

並んでしばらく経って職員の方に声をかけていただき、ようやくパン屋に入れることになりました。

魔女の宅急便のパン屋

店内に並んだパンは色々おいしそうです。しかし、値段は小さなものでも400円代の男にとっては歯がゆいお値段。でも、私は右上のういろうパンを買いました。

魔女の宅急便のパン屋店内

ハウルの動く城の見学コース

パン屋を出ると、ハウルの動く城が見えました。手前の時計台と城の間にある壁沿いにいるパープル柄の服を着た職員の案内で、かかしのカブとの記念撮影ポイントに向かいました。

時計台とハウルの動く城の間の壁に立つカブとの撮影ポイントを案内する紫色の服を着た職員

下はこのようなごつごつした感じなので、ベビーカーや車椅子ご利用の方がカブとツーショットでの記念撮影はちょっと難しい感じでした。

ハウルの動く城のカブとの撮影ポイント付近のバリアフリーではない地面

ハウルの動く城

撮影ポイントではこんな感じで記念写真が撮れます。

ハウルの動く城とカブをバックに記念撮影

ハウルの動く城の中は見学コースになっています。職員さんからは入る前に、中での撮影はしないように説明を受けました。

ハウルの動く城を右横から見たところ

裏には出口用ですがエレベーターもあるので、車椅子の方でも、職員の方に声をかければ入れてもらえるかもしれません。

ハウルの動く城の裏口(出口)のエレベーター

オキノ邸(魔女の宅急便のキキとジジの家)

ここも中の撮影はできないことを入口で職員に説明されました。

オキノ邸(魔女の宅急便のキキとジジの家)

荒れ地の魔女の乗り物

出るとメリーゴーランドが見えます。普通のものと違い、ハウルの動く城に出てきた荒地の魔女の手下が運ぶゴンドラに乗れます。

ハウルの動く城に出てきた荒地の魔女の手下が運ぶゴンドラのあるメリーゴーランド

天空の城ラピュタの乗り物

天空の城ラピュタでラピュタに風の力で着地したフライングマシンに乗れます。風の力ではなく、自転車のように足漕ぎすると高い位置で回る仕組みの乗り物です。子供がこちらを望んだので乗せました。料金は500円です。

フライングマシン

待っている家族の待機スポットの足元はこんな感じですが、運行中は安全のためということで、もう少し下がるように言われます。

フライングマシン付近の地面

ハウルの動く城の帽子屋

ハウルの動く城のソフィの帽子屋さんです。帽子は勿論、色んな帽子を象ったキーホルダーや金太郎飴が売っています。

ハウルの動く城のソフィの帽子屋さん

もののけの里エリア

魔女の谷エリアを出て右に進むと、自然と造形物を活かしたもののけの里エリアに続きます。

もののけの里エリア

愛・地球博記念公園に広がる畑

もののけの里に接する愛・地球博記念公園に育てられている畑の野菜が見えました。兼業農家の私からしたら、ホッとする光景です。

愛・地球博記念公園に広がる畑

もののけ姫の登場キャラクターのモニュメント

手前には祟り神、奥にはおっことヌシのタイルがあしわられたモニュメントが見えてきました。奥のおっことヌシの後ろは滑り台になっていて、子供は滑って遊ぶことができます。

もののけ姫の登場キャラクターのモニュメント

もののけ姫のアシタカの村のやぐら

中では五平餅を焼いて食べられる催しが開かれていました。また、この左隣の建物では、ジブリの登場キャラクターに扮することのできる帽子やビーフジャーキーが売っていました。更に、これらに向かう地面にはゴザが敷かれており正しくもののけの里の雰囲気をかもしだすものになっていました。

もののけ姫のアシタカの村のやぐら

あいちサトラボ:森の散策路

山や広大な土地を活かした散策路です。

あいちサトラボ:森の散策路の案内図

時間がなかったので、この散策路まで回ることはできませんでした。歩いて登っていきたい気持ちを抑え先に進みます。

あいちサトラボ:森の散策路に続く階段

センターエリア

センターエリアの案内標識

先ほどの魔女の谷を左に見ながら進んでいくと、センターエリアが見えてきます。

センターエリアと展望台の案内図

右が全天候型施設、左が山際を有効活用した施設

右に見えるのがセンターエリア中心のジブリの大倉庫や全天候型広場です。私達が通った時はキッチンカーが集結してお昼ご飯が食べれるようになっていました。

センターエリアを通る大通り

魔女の谷の入口近くの、アーヤと魔女のモニュメント

口に入って記念撮影されている方が多くいらっしゃいました。こちらも地元のタイルがふんだんに使われたモニュメントになります。

魔女の谷の入口近くの、アーヤと魔女のモニュメント

お食事ポイントはそこそこあります

ジブリの大倉庫を過ぎた辺りに池を見れるベンチがあったので、ここで昼食をとりました。ジブリの大倉庫下の池側にはスケート場利用の方がアクセスしやすい定食屋もありました。

食事&休憩ポイント

魔女の谷の魔女の宅急便のパン屋で買ったパンです。

魔女の宅急便のパン屋で買ったパンを入れた紙袋

ういろうパンです。小さいですが、外はふんわり生地で中は名古屋名物のういろうが入っていました。

魔女の宅急便のパン屋で買ったういろう入りパン

園内シャトルバス乗降ポイント

お昼に時間をとられていては回れないので、次にどんどこの森に向かいます。園内は無料バスと有料の猫バスが走っているようですが、動きたい方は歩いてください。愛・地球博記念公園は広大な敷地なので中を歩くだけでもいい運動になります。

園内シャトルバス乗降ポイント

日本庭園

愛・地球博記念公園の日本庭園を右手に見ながら、まっすぐの道をひたすら進みます。

愛・地球博記念公園内の日本庭園

猫バス乗車券購入ポイント

大人¥1000、子供500円で猫バスに乗れるみたいです。我々はひたすら歩きます。

猫バス乗車券購入ポイント

サツキとメイの家エリア

愛・地球博があった時からある、サツキとメイの家です。入口近くでエリア入場のスマホチェックを受けて入ります。ここでは、人の力を活かしていたかつての時代物の家財道具が多く見れました。

サツキとメイの家エリア

こんなポンプもありましたよね。うちの井戸はつるべ落としでしたけど。

サツキとメイの家の裏にある井戸のポンプ

こんな自転車もありました。自転車を片足でけんけんしてから乗ってくおばちゃんがいた時代です。

サツキとメイの家の裏にある古い時代の自転車

何かに見られている、とハッと茂みに目をやると銅像発見!作中にでてきてたっけ!?

サツキとメイの家の裏の茂みにある謎の銅像

どんどこの森エリア

このエリアは登ったり下りたりと山の起伏を活用してコースが作られた大変運動になったコースです。今回最も運動になったエリアです。かと言いつつ、バリアフリーな登頂口もあるので、車椅子の方が登頂することもできます。

どんどこの森エリアスタート地点

そこそこ急こう配のじゃりと土で構成された階段を登っていきます。エリア入場のスマホチェックは登頂前のポイントで行います。

どんに上がる急こう配な階段

八合目ポイント

鳥の〇!?と思ったらトトロの大好きなどんぐりのモニュメントでした。

どんどこの森に登る階段の八合目

雨風はしのげないエリアを紹介するだけの屋根です。

どんどこの森の頂上付近の入口

山頂

またしても、どんぐりモニュメントでした。ここから地面がコンクリートでしっかりした状態になっています。

どんどこの森山頂

この先の散歩道を指し示す看板です。ここを境に地面が少し変わります。

どんどこの森のさんぽ道を示す案内表示

スロープカー

見ると、スロープカーの乗降ポイントになっていました。

スロープカーの乗降場所

スロープカーは定員8人で、身体の不自由な方優先です。

スロープカーの注意書き

地面は車椅子やベビーカーが移動しやすい目の細かい隙間の板で覆われています。

どんどこの森の山頂のスロープカーの乗降場所の地面

来たので乗って見ることにしました。

どんどこの森のスロープカー

所要時間2分ということで、カーブを曲がるとほんとすぐに到着ポイントが見えます。

スロープカーでどんどこの森を離れる際に見える景色

到着ポイント近くにはとなりのトトロの、サツキとメイがトトロと遭遇した停留所が見え、記念撮影ポイントとなっています。

サツキとメイがトトロと遭遇した停留所

しばらく下っていきます。

どんどこの森エリアを下ってジブリの大倉庫エリアを目指す

緑の矢印のように右折をして進みます。

どんどこの森エリアからジブリの大倉庫エリアに向かう右折ポイント

どんどこ森に車椅子やベビーカーで進む場合はこの看板が目印になります。

バリアフリーなどんどこの森へのアクセスポイントの目印

猫バス乗降場所

近くには他とのアクセスができる猫バス乗車ポイントがあります。

猫バス乗車ポイント

愛・地球博記念公園内の山の散策路

しかし、我々は徒歩にこだわりどんどこの森からジブリの大倉庫に向かうことにしました。

どんどこの森エリアから離れ、ジブリの大倉庫へ向かう山越えるルートの登り階段

左に進んでいきます。

どんどこの森エリアから離れ、ジブリの大倉庫へ向かう山越えるルートの分岐点を左に向かう

散策路って感じの古めかしい手すりがしばらく続きます。地面も多少砂利の入った土です。

どんどこの森エリアから離れ、ジブリの大倉庫へ向かう山越えるルートの古いアクセス道を進む

見晴らしが良くなった辺りで手すりが立派なものに変わり、地面も強化木材に変りました。

どんどこの森エリアから離れ、ジブリの大倉庫へ向かう山越えるルートの整備された遊歩道を真っすぐ進む

ジブリの大倉庫への近道と案内で表示された急こう配ルートを右奥に降りていきます(右手前は通常にジブリの大倉庫に向かうルート)

どんどこの森エリアから離れ、ジブリの大倉庫へ向かう山越えるルートの分岐点を左に向かう

結構勾配がきつくなりました。雨や地面が凍った時等はお気をつけください。そんな時は通常ルートの方がいいのかもしれません。

どんどこの森エリアから離れ、ジブリの大倉庫へ向かう山越えるルートを下る道を進む

ジブリの大倉庫エリア

犬の〇!?と思ったら、トトロのお土産のモニュメントでした。

ジブリの大倉庫への案内石碑

平地が見えてきました。

ジブリの大倉庫に続く平地が見えてきた様子

ジブリの大倉庫が見えてきました。

山道を下りジブリの大倉庫エリアが見えてきた様子

千と千尋の神隠しにでてきた石像がありました。

千と千尋の神隠しにでてきた石像

先ほども通ったセンターエリアの大通りと交差して進みます。この大通り、広い通りだったので、ランニングしている方もいらっしゃいました。

センターエリアの大通りを渡る際に見たランニングをする人々

ジブリの大倉庫の建物沿いに進んでいきます。

ジブリの大倉庫を建物沿いに進む

こうして見るとジブリの大倉庫は広いエリアですね。

ジブリの大倉庫の建物の全体写真

建物の真ん中辺りに入口の道が見えます。

ジブリの大倉庫の入口に繋がる真ん中の道

右を見ると芝生の広場です。ここで左の入口へと進みます。

ジブリの大倉庫の入口正面に広がる芝生広場

一番奥の左に見えるのがジブリの大倉庫の入場口です。

ジブリの大倉庫の入場口は左の一番奥

反対の右側はスケートリンクのようですね。

ジブリパークの入場口の反対側のスケートリンク

指定の入場時間前はこんな感じです。

ジブリの大倉庫の入場口を正面から見たところ

私達は午後2時の入場時間だったんですが、こんな感じで混んできていました。

ジブリの大倉庫の入場口を入場時間帯に写した様子

メインフロアはこんな石畳で、車椅子でも通れます。

ジブリの大倉庫のメインフロアの地面

こんな感じの全天候型の街並みが続きます。

ジブリの大倉庫の内部の街並みの全体像

2階の大部分はこんな板の地面になります。

ジブリの大倉庫の2F部分の地面

楽しんだ後は2Fの湯ばあばさん部屋の前を通り抜けて進みます。

ジブリの大倉庫の2Fにある湯ばあばの部屋

売店でお土産を買ったら、この右手奥にある出口から出ていきます。

ジブリの大倉庫の2Fにある売店とその右奥にはジブリの大倉庫の出口がある

帰りは運動になるコースで帰りました。

真っすぐ行けばエレベーターで駐車場まで行けます。一方、左の方には歩きで運動になるコースが続いています。また、そちらは車椅子でも通れるスロープもあります。

右のエレベーターを利用した帰宅ルートと左の運動になる徒歩による帰宅ルート

私達は歩いて帰る左のコースで帰りました。

帰途に続く地面

結構歩いて帰る方は多くいらっしゃいました。

車椅子でも若干迂回が必要ですがスロープコースで進めます。

車椅子やベビーカーが利用できるスロープ
階段を活用し徒歩で帰宅する人々

我々が歩いてきたのが左側の階段で、右が車椅子も通れるスロープ状のコースです。

駐車場に続く右がユニバーサルなスロープ道路、左が階段

駐車場に着きました。同時にそこにはリニモの駅:愛・地球博記念公園駅がありました。

リニモの愛・地球博記念公園駅

車で来た我々は精算機に向かいます。駐車料金は週末でしたので1,000円です。(平日は500円)

愛・地球博記念公園の駐車場の精算機

駐車場のジブリパークに近いところにはこのような身障者用の屋根付のパーキングが10区画程用意されていました。

身障者用の駐車場

駐車場内の外周を右回りする感じで出口に向かいます。

北一駐車場から外周を右回りして出口に向かう

駐車場出口は2レーン用意されていました。

駐車場出口は2レーン

まとめ

愛・地球博記念公園(モリコロパーク)自体自然豊かな広大な土地を活用した公園ですが、その中にあるジブリパークはその自然を活かしつつ人を配置することで、公園との一体性が保たれた施設になっています。また、健常者だけでなく身障者やご老人や妊婦、ベビーカーで子供を連れた方にも楽しんでもらえるよう機械を活用しエレベーターやスロープカーがある一方、運動もできるようスロープや手すりも併用したユニバーサルなコースになっています。よい運動にもなり楽しめるテーマパークでした。

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