農.IT.AIは人が生きるために存在する

ChatGPTも人間中心の社会を認めてくれます。 農力を活かす
AIがNo1と言われるようなターミネーターのような世界が訪れるとは思いませんが、人間あってこその農,IT,AIであり、行動の牽引役はいつの時代も人間です。当たり前の話ですけど、先進技術が何でもしてくれる、的な風潮は見直す必要があります。

農地の現状

人間が存在してこそ世界があり、農業.インターネット.人工知能は人が生きるための道具”ツール”でしかありません。

2023年
2015年

我が家の隣人の先代がいなくなり農作業をする人がいない農地はこのようになりました(左:Googleストリートビュー画像)

再生にコストのかかる耕作放棄地の現実

以下は2023年に上の隣人の農地を別角度から見た様子です。

木のようになった植物が生える状況では、粉砕機で切り倒し、カットして可燃ごみ袋で捨てる手間がかかります。

完全に原状復帰を目指すなら火をつけるための灯油式のバーナー等の道具も必要になります。

近所迷惑果ては環境悪化に至る現実

近所迷惑

耕作放棄地の農地は、通常の農地に比べて固定資産税が1.8倍になります。しかも以下のように雑草範囲が広がってご近所に実害を及ぼします。

高齢の両親には生きがいと感じる程度にケガ・病気なくやってほしいという家族の願いですが、隣人との境界にある草の除草が新たな負担となっています。無理が祟って、ヒヤリ・ハットとなる事態になってほしくありません。

このような石が転がる場所には斜面用の草刈機は不向きです。

環境悪化

更に雑草が生い茂ると、害虫、害獣が住み着くようになってしまいます。

※違う場所で撮ったイノシシの足跡の写真です。

本年2023年は全国でクマの被害が多発しました。耕作放棄地の問題が少なからず影響していると思われます。

熊をはじめあらゆる動物を撃退できるスプレーです

ソーラーシェアリングでも雑草対策は必要

農地で農業と太陽光発電をするソーラーシェアリングという制度もありますが、初期投資何千万円もかけて売電収入が入っても、雑草対策をしなければならない、という現実に変りはありません。

ソーラーパネル
隙間のそこここから草が顔をのぞかせています。しかし、ドウカン草刈かっちゃんは顔をのぞかせた草を刈りこんでいくことができます。

農地の宅地化

今までは代々農家で農作業をするという形で受け継ぐところが多くありましたが、昨今は形を変えていってます

田んぼが埋められ住宅街や商業施設が次々に建っています。

本年免許を返納をした父は、農地だったところにできたショッピングセンターとネットショッピングを併用して負担の少ない買い物を楽しんでいます

農地は宅地にできる?

しかし、一般的には、農業委員会の許可を得て農振除外手続きをしないと農地から宅地に転用できません。ところが、自治体が条例で区分を区切って転用しやすくしている場合があり、そうした地方では宅地化がどんどん進んでいます。

田んぼをつぶしている様子
田んぼをつぶし、住宅街あるいは身体を動かすジムまでが、その場所に建設されていく様子が地方では見られます

宅地化された農地周辺の問題(農家と住民の軋轢)

しかし、たとえ宅地として売れても、接する農地が売れなかった場合は問題が発生します。人が増えることで農家と一般人に軋轢が生まれてしまうのです。

田舎の風景が変容していく様
2012年、2015年、2023年と人の営みが変わっていく様子をGoogleストリートビュー撮影車は撮り続けてきました。

※幸い写真の我が家の田んぼ沿いの住宅街の方々はご理解のある住人の方々です

問題その①:ゴミ投棄

田んぼに投棄されたペットボトル
しかも、環境ボトルって、、。

宇宙船地球号の発想で、携帯性のいいバックで、空になったペットボトルを持ち帰り家で捨てるとか、バッグに水筒で持ち歩いていただきたいです。

時にはこんなものまで捨てられます。

不審物
我が家の畑に置かれていたものです。両親が所有者が取りにくるからとここに置いてありますが、かれこれ数ヶ月たちます

昨今、交通量が増え、道から石やシートが投棄されたりします。我が家ではこうした不法投棄の監視やさりげなく両親や子供を見守るため、ネットワークカメラを使っています。

上記Atom cam2は160m先の田んぼと自宅を以下機器を使いwi-fiで結び、下記バッテリーを電源に起動させることができました。

wi-fiルーターAX73

中継器RE605X

リン酸リチウムバッテリーKEPEORTH KEP12V80Ah

問題その②:農業廃棄物(合法)の焼却クレーム

田んぼあるいは畑の焼き畑については、賛否両論がありますが、私は耕作放棄地を回復させる時等の場合にはやむを得ないと思います。勿論、以下のような住宅街では、時間帯を選ぶとか配慮が必要になります。

下くらいの程度なら許容されていいのではないでしょうか。私も残渣を移動させるのが難しく、土に還しずらい状況ではその場で焼きます。

上の畔に並べられているくらいのサイズなら、下のガーデンシュレッダーでカットし、可燃ゴミで捨てられます。

京セラ ガーデンシュレッダー

繊維質で、大きいサイズの残渣はなかなか切れにくいので、焼くしかありません

このサイズでも曲がっているものは、ガーデンシュレッダーに投入しにくく、ごみの袋を破いてしまう可能性も高いので燃やします。

逆に小さくハサミなどで裁断できるものは処分方法が変わってきます。

ハサミで細かく裁断した上にヌカをかけ、埋設することで、来年の作物の肥やしにします。

2021年秋、これらの残渣処理を父が一手に行い、無理をしすぎて入浴の長湯により救急車で病院に運ばれました。家族がそれぞれ分担して残渣処理を行う必要があります。

問題その③:農業機械の騒音のクレーム

亡くなった祖父が、早朝から田起こしをして苦情がきたことがありましたが、近隣への配慮は大切です。

そこで、早朝に非動力の道具で静かに農作業を行い、昼間に機械でできる限り短時間で農作業を終えれすようにしてご近所に配慮してやっています。

また、今年の農業機械トラブルで立ち往生した経験と、その後、AI:ChatGPTから学んだ予防的なメンテナンスの発想で、現場のトラブルを未然に防ぐ取り組みを始めました。

耕作放棄ではなく、負担軽減のため休耕とする

この映像の左に見えるのが、これまで親がやってきたがやりきれなくなった畑です。

このように、負担軽減のための部分的な休耕により伸びた草の処理については、運動も兼ねた草刈りで運動不足解消にもなります。(耕作放棄は後々の固定資産税の負担増等で損をする)

自分のために農地を有効活用

雑草対策が農作業の中のかなりの割合を占めるのなら、自分の役に立つ形でやってみよう、と考えたのが農作業+運動です。

稲作で利益が少なくても、食物エネルギーを運動で生かし無動力の道具で農作業をするのであれば、将来の医療費でかかる支出を減らせ、その分貯蓄が増えることが期待されます。

家族のために農地を有効活用

こうした農業体験は何も農家だけがするものではなく、一般の方も機会があるので、ぜひ体験されてみてはいかがでしょうか。

収穫したものを食べるというのも醍醐味です。

子供達を習い事に行かせながらの作業なので、時間の使い方を工夫します

稲刈り終了時の様子
ワラをまとめています。家族の手伝い(ワラまとめ)をすることが優先だったので、本格的な修理は後日にすることとしました。

農作業と家族との時間の両立を図るため、ITを駆使します

ITを駆使すれば、農作業に関わる資料づくりは現場で進めることができ、離れた農地から自宅の家族を見守ることもできます。

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