耕作放棄が増える零細農家でも農作業が無理なくできるように改善すれば道は開けるのではないでしょうか。すなわち、”農作業をやらない理由”であきらめるのではなく”農作業やる意義を”新たに見出すことで価値あるものとなると考えるからです。例えば、農作業が自分自身の健康に寄与するのであれば、医者や介護等将来の健康にかかるコストを減らすことでメリットが見出せるかと想像できます。今回はそんな仮定で健康に留意した運動になるよう、特に時間のかかる草刈り中心に、農作業を兼ねた運動をして減量し筋肉UPさせる試みを実践しました。
昔から今に至る田園風景と私の体形の激的劣化
過去の何気ないご近所の農地の写真ですが、この場所の数年後の様子はガラリと変わることになります。

というのも、私が20代の頃からここ最近になるまで、近所の高齢化が進み、目の前のご近所の田んぼまで耕作放棄地になる程にまでなったのです。上の写真と同じ場所なのですが、これだけ人が手を加えないだけで景色は一変してしまうのです。

それと同様に、私自身の身体も20代から一変し、運動不足一直線による影響で変貌していきました。こちらも危機的問題です。今年になるまでそれが体形になってしっかりと表れていました。
20代~30代(ふくよか)
この頃はやりたいことがある時にしか身体を動かすことはなかったです。体調管理しないでいたことにより、若干ふくよかな体形となり、後のメタボ級になるまでの足がかりとなったことは否めません。

40代半ば(メタボリックシンドローム)
定期的に身体を動かすきっかけとなったものが、今に続く農作業です。

丁度この頃、父の体力が衰えたため、できる範囲の畑作をしてもらい、私は稲作を引き継ぐことにしたのです。でも、労働後の酒はウマい😋!ってな感じで夜の食事も増え、ついにメタボに、、、

40代後半
そして、40代後半の本年、令和5年4月時点の体重ですが、ついに人生初の70㎏代の体重となりました。←投稿:動き回れ!体重・組成計HBF-212より

一方で稲作は日本の豊富な水資源を使い、四季の気候的恩恵も受けながら広大な農地を草の発生を抑えながらできる、ある意味日本の風土に合った農業と言えます。なんとか身体と農業両方に相乗効果となって維持できる方法は、、、
農作業+運動の実践
そこで、思いついたのが農地で運動することです。

そんな折、農作業の中でかなりのウエイトを占める草刈り作業の際に、これを運動にできる道具を見つけました。
ドウカン草刈かっちゃんと言います。
これを、早速、下記のようにして実践で使ってみることにしました。

そして、本年5月から早朝に田んぼに速歩で向かい、草刈かっちゃんで草刈りをする運動習慣を始めたのです。

(6月田植え後約1週間の田んぼの様子)

(シーズン最終の10月第1週目の草刈りの様子)
農作業+運動実践による成果
減量達成

筋肉UP達成
腕の筋肉

肩の筋肉

運動習慣の重要性
老いも若きも運動習慣があるのとないのでは、その後の健康状態に影響があるようです。
ただ意識をして減量、筋肉UPを目指すとなると、積極的に意識しないと習慣化は難しいです。
農作物を”育てる”ことが必然的に運動習慣になる
しかし、下記記事にある通り、犬を育てる高齢者は、犬を散歩に連れて行くため必然的に運動習慣となっていることを考えると、必然的に運動せざるを得ない状況を農業にも当てはめることは可能です。

すなわち、ペットと同じく、農作業は作物を育てる必要性で農場(田んぼ)に草刈り等で定期的に向かわずにはいられません。

この機会を利用し、乗り物じゃなくインターバル速歩等、運動効果の高い方法で向かうようにすれば、逃れようのない運動習慣になるのです。

こうした習慣が身に着くと心に余裕ができてきます。

(オフシーズンに親子でインターバル速歩をしている様子です、息子に右手の振りを大胆にするようアドバイスしています)
まとめ
身体を動かさないで必要以上に食べているから太るわけで、普段の生活(私の場合は農作業の合間)の中で運動し身体を活かす習慣を作ったことで、半年でも理想の減量&筋肉UPを達成することができました。これらの習慣で、農にも自らの身体にも持続的な”道”ができたと自負しています。
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