親子でそれぞれが活かせる体力の範囲内で農作業や日常生活をするのが理想です。そのため、親達は私達が無理をしてないかとそっと見守り、私達も※Atomcam2を活用し親を見守る、そんな親子の上下関係なく見守り合うのもいいもんだなぁ、と感じた稲刈りシーズンでした。※勿論両親の許可を得た上で行っています。
父母とのすみ分け
父母は、私が稲作を継いだ時は反対こそなかったものの、稲刈り時期には手伝おうと鎌を持って田んぼに現れたり、妻がやってることを手伝ったりしていました。
しかし、ある時、その心配はいらないと断ると、ただ見守ってくれるだけにしてくれるようになりました。
こうして、田んぼややりきれない畑は私と妻が(下写真参照)、近くの畑は父母が好きなようにやるという、お互いのいい関係ができあがりました。

親も私も共通の先生は自然
本年の稲刈りの途中、雨が降ってきました。こういった時はひたすらできるタイミングを待つしかないのです。

農作業を自然(雨等)に遮られても、待つしかありません。自然に逆らうことはできないのです。そうなると、人数をかけて晴れた日に農作業を共助で進める、という形をとらざるを得ません。
次の世代を見守る
そこで、未来の戦士(息子)が日頃自分で考えて行動しないことが最近多いので、この息子にコンバイン操作をやらせてみることにしました。でも、気づいたことがあります。私自身の中にあれこれ指示指図したくなっちゃう自分がいるのです。

しかし、そんな気持ちをなるべく抑えようと言葉を謹んでいたところ、息子のコンバインがカーブを描くように方向転換をしたことで、以下のように、処理が難しくなるような、株残しの状態となってしまいました。

本人は気づいていないようだったので、指摘だけしておきました。ガミガミいって世話を焼いたりすると、成長の阻害になりかねないので今後の彼の成長に期待し、今後も言葉を控えながら親の立場で見守ろうと思います。
妻から見守られる
刈り進めていると、稲の掻き込みベルトの動きが悪い。なんと突起付搔き込みベルトの突起が欠損し、ベルト自体もレールから外れて稲の搔き込み自体ができなくなっていました。

妻も参戦してくれ、どうにかレールにベルトを応急的に戻すことができました。しかし、ようやく一枚目の田んぼ(約1反)の稲刈りを終えれた頃には、みるみる雨が降りそうな空に。

次の田んぼに移った頃には今にも雨が降りそうな天候。しかし、またしてもマシントラブルの発生です。よりによって、いつも田んぼの異常をご報告いただける方のお宅の前で発生。お騒がせして申し訳なかったです。

ハンドル操作が全く機能しない状況に。正直、前の田んぼで息子にコンバインの旋回練習をやらせたのが、ハンドルを摩耗させてしまったのかと思い後悔しました。雨が降ってきたので、シートをかぶせ修理は翌日に持ち越しにすることに

父から見守られる
父は私が稲刈りで田んぼで大忙しの中、気づかってくれたのか家の周りの草の処理をしてくれていました。(Atom cam2の映像)

この他、父は私が稲作を引き継いだ後は家の周りのことに色々と気にかけてくれるようです。

たまに、杖をついてまで外に出て何か作業をする時がありますが、畑程度のことなら、色々自重してくれとは言わないようにしています。私も同じ立場だったら善意でやっていることをあれこれ言われたくないですしね。

結局翌日は雨模様、しょうがないので、ハンドルは明るくなってから修理し、翌週に持ち越しするため、早々とコンバインにシートをかけました。忍耐力を鍛えられます。

まとめ
父と私が上下関係なく互いを見守るのも忍耐力が必要なものだと感じていました。しかし、今回親だけでなく子供を見守る立場になって接していると、逆に見守られていた自分を思い起こせたので、忍耐にとどまらず相手の立場を意識できるようになりました。更にAtomcam2を活用し少し離れた目線で父を見守る(本人の許可有)と、その俯瞰した目線に近づけた気がします。今後も父の目線のように家族を見守りたいと感じました。
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