高齢の家族がお風呂に入るたび、「何かあったらどうしよう」と心配になった経験はないでしょうか。
わが家でも要介護1の父の入浴について、安全に見守る方法をいろいろ考えました。
当初はお風呂見守りセンサーも活用しましたが、実際に生活の中で運用してみると、安全面だけでなく、家族が安心して続けられる方法を考えることも大切だと感じました。
現在は父が週2回、昼間のデイサービスで入浴する生活に切り替えています。
今回は、その判断に至った理由と、実際に感じているメリットについて実体験をお伝えします。

お風呂見守りで一番心配だったこと
父が自宅で入浴していた頃、一番気になっていたのは、お風呂で倒れてしまうことでした。
高齢になると、ヒートショックや体調の急変など、家族だけでは防ぎきれないリスクがあります。
そのため、自宅で見守る方法も検討しましたが、「本当にこれで安心できるのか」という不安は完全にはなくなりませんでした。

家族が無理なく続けられる方法を考えた
安全対策はもちろん重要です。
しかし、それと同じくらい大切だと感じたのが、見守る家族の負担でした。
父が入浴している間、
「いつ出てくるだろう。」
「少し長いけれど大丈夫だろうか。」
と気にし続ける生活では、家族も疲れてしまいます。
長く続けるためには、高齢者だけでなく家族も安心できる仕組みが必要だと考えるようになりました。

しかも、父は徐々に身体が弱くなってきて、歩く時も杖がないとふらついてしまうようになってきたのです。そのため、当然お風呂場で洗うこともままならなくなってしまい十分に身体を洗うこともできなくなってしまいました。
わが家はデイサービスでの入浴を選んだ
そこで、ケアマネージャーを通しプロの介護サービス事業者の運営するデイサービスでの入浴を検討し、いわゆる”お試し”(入浴まではできないが、食事代のみ自己負担で施設の雰囲気を試す)で数社試しました。そして、その結果、一社を選択するに至ったのです。現在、父は週2回、昼間のデイサービスで入浴しています。
この方法を選んで良かったと感じている理由は、安全性だけではありません。
- 専門スタッフが見守りながら入浴できる
- 家族がお風呂のたびに心配し続けなくて済む
- 出不精になりがちな父が外出するきっかけになる
- 他の利用者や職員との会話が認知機能の維持にもつながる

入浴そのものだけでなく、生活全体を支える時間になっていると感じています。ただ、プロのデイサービスに任せるからといって居宅の他の家族は何もしなくていいわけではありません。このように、当人をデイサービスセンター職員に引き渡す際には居宅の家族が見送りのため、本人に付き添う必要があります。

我が家の場合、初回は自分で付き添ったものの、やはりサラリーマンであることで、時間の都合をつけることがなかな難しいので、普段は父の妻、即ち私の母にお願いすることにしました。
第三者だから気付けた体調の変化
そのため、普段は私自身は初回を除きデイサービスの職員と話す機会はない状態でした。これを悟ってか、先方から先にデイサービスとの連絡ノートを作ってくれたのでした。これで、結構ありがたい情報をいただくことが多く、
最近、デイサービスからの連絡ノートに、
「送迎時、靴を履かせづらかったです。」
と書かれていました。
父の右足がむくんでいたためです。
その連絡を受け、週末に病院を受診しました。
家族だけでは毎日の小さな変化に気付きにくいことがあります。
専門職の方に日常の様子を見てもらえることは、体調の変化を早めに把握し、必要な対応につなげられる大きな安心感があります。

見守りの形は変わっても家族とのつながりは続いている
父がお風呂をデイサービスで済ませるようになったことで、自宅での入浴見守りは必要なくなりました。
一方で、Echo Showは今でも活躍しています。
イギリスで暮らす妹家族が、両親とビデオ通話をするためです。
離れて暮らしていても、お互いの元気な顔を見られることは、家族みんなの安心につながっています。

まとめ
高齢者のお風呂見守りでは、家庭ごとに最適な方法は異なります。
わが家では、自宅で見守り続けるよりも、週2回のデイサービスで安全に入浴してもらう方法を選びました。
その結果、
- 入浴時の安全性が高まった
- 家族の精神的な負担が軽くなった
- 父が外出する習慣を続けられている
- 第三者の視点で体調変化に早く気付けるようになった
という多くのメリットを感じています。
「家族だけで頑張る」のではなく、地域のサービスも活用しながら無理なく見守ることが、高齢者本人だけでなく支える家族の身体と心を守ることにもつながると、今あらためて実感しています。

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