築古戸建投資を始めようと思ったとき、最初に悩むのが「どうやって物件を探すのか」ということではないでしょうか。
私も最初は、インターネットの不動産ポータルサイトを調べたり、地元の不動産屋さんを訪ねたり、空き家と思われる家を探したりしながら、何とか購入できる物件を見つけようとしていました。
ところが、初めての築古戸建を購入してから1年も経たないうちに、私は同じ可児市内で2軒目となる築古戸建(雨漏り有)を購入することができました。
なぜ、まだ不動産投資を始めて1年にも満たない私が、2軒目の物件を取得できたのか。
振り返ってみると、私自身に特別な不動産投資の才能があったわけでも、誰も知らない物件情報を探し出す方法を知っていたわけでもありません。
私が思う答えは、ただ一つ。
「ご縁に恵まれた」
これに尽きます。
もちろん、偶然だけで今回の物件を購入できたわけではありません。
そのご縁を大切にするために、これまで社会人生活を含めた人生の中で私なりに心がけてきたことがあります。
それが、
①謙虚
②感謝
③素直
の3つです。
この記事では、私が築古戸建を探す中で経験した不動産屋さんとのやり取りや、1軒目の購入から2軒目の購入につながった経緯を振り返りながら、「ご縁を大切にする」とはどういうことなのかを書いてみたいと思います。
これから築古戸建投資を始めたい方や、空き家問題の解決につながる不動産投資を考えている方にとって、少しでも参考になれば幸いです。

築古戸建を買うなら、まず「物件探し」が必要だと思っていた
ネットの不動産ポータルサイトを見る
私が見ていたポータルサイトは、アットホームがほとんどです。HPから、買う→一戸建て→中古一戸建て→岐阜県→地域から探す→近場の市町村を全てチェック→検索結果を見る→興味のある物件(新しい掲載は”New”となっています)は”お気に入り登録”するといった具合です。1件目はポータルサイトで見つけたこともあり、今でも朝晩チェックを欠かしていません。

地元の不動産屋さんを訪ねる
不動産屋さんに特別にコネがあったわけではないので、最初はアットホームに物件掲載のあった不動産屋、あるいは地元の不動産屋をネットで検索して訪問して直接物件はないか問い合わせていました。「投資目的ですが、何か候補になるような物件ありますでしょうか?」といった具合です。

空き家を自分の足で探す
Google earthで地元付近で道路上あるいは上空からのカットで、空き家はないか探し、自分の足でその状況を確かめる、といった具合です。空き家ですので、関係者宛に自分の連絡先を書いた手紙をポストに入れる、程度のことしかできませんでした。

所有者に直接アプローチする
そんな、直接に空き家所有者にアプローチするやり方は”物上げ”というらしいのですが、私の場合、直接所有者さんと交渉するまでに至りませんでした。

最初の築古戸建を購入できたのは、不動産投資家としての実力ではなかった
1件目取得の経緯は、ある平日の金曜日、投資家向けの物件が(自宅から近い)お隣の県で”New”で出てきたので、アットホームの物件下段に掲載されている連絡方法で連絡し、翌日に内見してその場で買付証明書と内金で購入の意思をお伝えし取得に至ったという次第です。

初めての不動産投資を支えてくれた人たち
以下の方々の支えなしにはこれほどまで早く1年で2件目まで購入することはできませんでした。
売主となった投資家さん
収益化のお膳立てをサポートいただいた方で、私にとっては不動産投資の師匠であり、目標としている方です。

今回の仲介をしてくれた不動産屋さん
元々、最初に私に販売された投資家さんの多くの物件で仲介をされてらっしゃった不動産屋さんです。不動産初心者である私に売買・賃貸の取引のイロハを教えていただいた方でもあります。今回の2件目はこの方のご紹介で取得しました。

初めての投資だったこと
実家の離れをリフォームして住んでるため、収益物件の1件目は生まれて初めて買った不動産でした。現金買いで〇百万のお金を一度に動かすことに不安はありましたが、上記お二人のサポートのおかげで安心して不動産屋投資をスタートさせることができました。
そのため、
「自分が物件を見つけて、交渉して、全部自分の力で買った」
とは考える余地はありませんでした。
「自分は教えてもらう立場だ」
と考え、あくまで上記の方々に謙虚に対応したことが、今回のご紹介に繋がったと考えています。

築古戸建を探して分かった「不動産屋さんとの距離感」
今回の2戸購入まで携わっていただいた投資家さん・不動産屋さんに出会うまでは、様々な不動産関係者の方とお会いし、その距離感を経験しました。

「物件があったら連絡します」と言われても連絡が来ない
ネットで現住所の市内にある不動産屋さんに挨拶回りをした時も、ご希望のような物件あったら連絡します、と言われたことがあっても連絡をいただけたことはありません。

「投資目的」と伝えただけで内見を断られたことも
ネットで探した物件を掲載の業者に携帯で連絡して内見を申し込んでも、自分が投資目的であることを知るやいなや、そういった方ばかりがきて困ってるのでお断りします、と内見自体を断られたこともありました。
だからこそ、「不動産屋さんなら誰でも同じ」と考えないことが大切だと感じました。

直接訪問しても「ネットで探してください」と言われた
直接訪問して、店内で古い物件紹介の書類は見せてもらえたものの、結局はネットに掲載されるのでチェックして見てください、と言われたこともあります。
こうして、
不動産屋さんにも、それぞれ得意分野や事情があります。

私が大切にしてきた「ご縁」の3つの心がけ
①謙虚――自分一人の力で買えたと思わない
初めての不動産投資は、自分で詰め込んだ知識や経験だけでは到底できませんでした。
実務では知らないことばかりだからこそ、購入検討時にもその投資家さんや不動産屋さんから教えていただく立場だと思って接するようにしたことが功を奏した
と考えます。

②感謝――「ありがとう」を言葉にする
- 物件を紹介してもらった
- 質問に答えてもらった
- 内見させてもらった
- 売買の流れを教えてもらった
- 賃貸について教えてもらった
など、
「何かしてもらったら、当たり前と思わず言葉にして伝える」
ということを心がけました。

③素直――分からないことを分からないと言う
アットホームなどで気になった物件を見つけたら、(今回2件目をご紹介していただけた)不動産屋さんに
「この物件はどう思われますか?」と素直に質問しました。
さらに、その合間に
- 売買についての質問
- 賃貸についての質問
- 地域の賃貸需要についての質問
等も質問し、自分が知らないことを教えてもらう心持ちでいました。
そして、
「自分で調べれば分かるようなことでも、地域の不動産事情に精通した地域の人であるこの不動産屋さんに確認の意味で聞く」
ようにしました。そのため、Chat GPTで調べ、見込みがあると思った物件でもこの不動産屋さんが、理由を述べて勧めしない、としたものは素直に認めて諦めていました。※結果、今にして思えば正解の選択でした。
ただし、「ご縁」を大切にする前に知っておきたい2つのこと
ここは非常に重要なことで、ご縁に巡り会えたとしても忘れてはいけません。以下に2つ挙げさせていただきます。
①最終的な投資判断と責任は自分にある
投資なのだから、”自分の判断”ということは忘れてはいけません。
不動産屋さんに教えてもらったから買う。
投資家仲間に勧められたから買う。
利回りが良いと言われたから買う。
ではなく、
最終的に購入を決めるのは自分。
そして、
- 修繕費
- 賃貸需要
- 資金繰り
- 空室
- 売却
- 災害
- 建物の状態
などのリスクも自分が負うのです。
たとえ、それらが想定通りにいかなかったとしても、周りの方を責めることではなく”自分のリスク管理”が十分ではなかった、ということなのです。

②不動産屋さんは「会社」だけでなく「人」との相性を見る
自分の投資方針があるように、不動産会社もそれぞれの得意不得意があり、単に自分の意に沿っている・いないで「良い不動産屋・悪い不動産屋」と言えません。
何より
自分の投資スタイルを理解してくれる担当者と出会えるか
が重要かと考えます。
不動産屋さんは慈善事業ではないことは周知の事実です。しかしながら、その中でも各投資家の方針に配慮するしないは不動産屋さんで応対した方の”人”としての素質であり、逆に言えば契約を多く結びつけているいないかの実績は、そこでの人間性で決まっていると考えられます。
だからこそ、
「築古戸建を買いたい」という自分の希望を一方的に押しつけるのではなく、逆に不動産屋さんの目線にも立ち、「この人なら話をしてみよう」と思ってもらえるような関係性を作ることが大切なのではないか
と考えるのです。

1軒目から1年以内に、2軒目の話がやってきた時の話
私にとって、1件目で色々とご教示いただけた不動産屋さんには、折に触れて賃貸のことについてLINEを通し教えていただいていましたが、ある時逆に、物件を紹介するLINEが届き、『興味ございますか?』と聞かれたのです。

今回の物件は、最初から自分で探していた物件ではなかった
元々、自分の足で探そうと自分の住んでいる隣の地区の空き家を探そうとしていたところだったのですが、今回紹介を受けた物件は自分の探していた地区の物件ではありませんでした。

雨漏りという問題を抱えた築古戸建
しかも、雨漏りが発生しているとのこと。1件目より難易度は高く自分の未知の領域でもありましたが、せっかくいただけた話なので、内見をお願いすることにしました。

それでも「自分なら検討できる」と思えた理由
この不動産屋さん立ち合いの下、実際に物件を見てみることにしました。
- 【雨漏り】:売主の方が雨よけ防止のブルーシートをして雨漏りがそれ以上ひどくならないようにされていました。
- 【修繕】:雨漏りの箇所以外はサッシの錠前が壊れていたり網戸が破れる程度で、自分で自信を持ってできる範囲でした。
- 【立地】:森のこだちに囲まれた閑静な住宅街で、最寄りの小中学校が遠いのが気がかりな点でした。
- 【価格】:雨漏り物件ということもあり、新車の軽自動車1台分くらいのかなり安い金額にしてもらえました。
- 【賃貸の可能性】:公立の小中学校は約6km前後と遠いものの、2~3km程度の近くには中高一貫の私立の小・中・高等学校があります。そのため、ファミリー層の需要も取り込める可能性を秘めた物件でした。

「物件を探す」だけではなく、「物件情報が入ってくる関係」を作る
正直な話、
築古戸建投資を始めたばかりの頃は、「どうやって物件を見つけるか」ばかり考えていました。
↓
しかし、1軒目を購入して、不動産屋さんと付き合い、分からないことを教えてもらい、実際に物件の購入をご相談していく中で、少しずつ「この人は築古戸建を買う人なんだ」と知ってもらえるようになったと思います。
↓
そして、それが今回形になり、2軒目購入につながったと考えます。
振り返ってみれば、
「ご縁は待っていれば勝手にやってくるものではなく、自分の日々の行動の積み重ねの先にある」
と言えるのかもしれません。

築古戸建投資は「人とのつながり」も資産になる
土地・建物・現金だけが資産ではない。
- 不動産屋さんとの関係
- 投資家との関係
- 修繕業者との関係
- 入居者との関係
- 地域との関係
こうしたものも、築古戸建を続けていくうえでは大切な財産になるのかもしれません。

まとめ|築古戸建投資で大切にしたいのは「物件」だけではない
築古戸建投資を始めると、「どうすれば良い物件を見つけられるのか」と考えると思います。
私自身も、最初は不動産ポータルサイトを探したり、不動産屋さんを訪ねたり、空き家を探したりすることが、物件取得への近道だと思っていました。
もちろん、こうした行動は今でも大切だと思います。
ただ、今回、最初の築古戸建を購入してから1年も経たないうちに、同じ可児市内で2軒目の築古戸建を購入することができた経験を振り返ると、私の場合は「物件を探す方法」以上に、「ご縁」に恵まれたことが大きかったと感じています。
そして、そのご縁を大切にするために、私がこれまで心がけてきたのが、
謙虚・感謝・素直
の3つでした。
もちろん、これを実践すれば築古戸建を購入できる、という話ではありません。
不動産投資には物件価格、修繕費、賃貸需要、資金繰り、空室など、さまざまなリスクがあります。最終的な判断と責任は、自分自身が負う必要があります。
また、不動産屋さんも商売として仕事をされています。
だからこそ、一方的に「物件を紹介してください」とお願いするだけではなく、自分がどんな投資をしたいのかを伝え、分からないことは素直に聞き、教えていただいたことには感謝を伝える。
そして、自分のことを一人の人間として見てくれる担当者と出会い、その関係を大切にしていく。
今回の2軒目の築古戸建は、そんな積み重ねの先でいただいた「ご縁」だったのだと思っています。
空き家問題が大きな社会的課題となる中、私はこれからも、無理なく自分にできる範囲で、管理されなくなった住宅を次の人へつないでいくことを考えていきたいと思います。
そして、今後も築古戸建を購入・管理・再生することが、自分の身体に無理をさせることなく続けられるよう、できることは時短化し、効率化していきたいと考えます。
この記事が、これから築古戸建投資を始める方にとって、物件の探し方だけではなく、**「人とのご縁をどう大切にするか」**を考えるきっかけになれば幸いです。

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